シロハラクイナとヤンバルクイナ
クイナというと“ヤンバルクイナ”が有名ですが、ヒナの時はパッと見そっくりな“シロハラクイナ”というツル目クイナ科の鳥がいます。
シロハラクイナのヒナ↑
足の太さが微妙にちがいます。
ヤンバルクイナのヒナ↓
琉球列島で留鳥し、中国東南部からインドにかけてのアジア熱帯・亜熱帯地域に分布する“シロハラクイナ”。
[留鳥:一年中一定の地域内に定住して生活する鳥]
なぜ“ヤンバルクイナ”は
絶滅の危機に瀕しているのに“シロハラクイナ”はそうではないのでしょう。
それは飛行距離の違いにあります。
“シロハラクイナ”も普通の鳥に比べると飛ぶのが苦手なので「ハラハラクイナ」と石垣の島人に呼ばれたりしているそうですが、それ以上に“ヤンバルクイナ”は飛ぶのが苦手なのです。
“シロハラクイナ”も“ヤンバルクイナ”も
道路に飛び出します。(別の生き物だって道路を渡らざるを得ないのが現状ですから)
ヤンバルを走る際は、スピードの出しすぎに注意して彼ら野生動物を意識していきたいものですね。
ヤンバルの林道でのノロノロ運転は野生動物に対する愛の証です。
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